双極Ⅱ型障害
うつ状態と、軽躁状態が交互に来る病気です。近年、双極Ⅱ型障害の診断が増えています。
多くの場合、20歳前後に、うつ状態で発病します。何度かうつ状態を繰り返し、または、うつ状態が良くなったり悪くなったりして、長く続き、うつ病と診断されることも多いです。そのうち、軽躁状態が現れます。
軽度の双極Ⅱ型障害のかたは、軽躁状態も軽度なので、いつもより少しテンションが高い程度で、分かりにくいことがあります。このため、双極Ⅱ型障害の診断は難しくなります。
うつ状態は長く続き、躁状態は短く、普通の状態もあまり長く続きません。
治療の基本は、気分の波の振幅を小さくする事です。その結果、日常生活や社会生活が送りやすくなります。
(躁うつ)混合状態という、イライラ、不機嫌が見られる状態が起こりやすいことも特徴です。