慢性頭痛と危険な頭痛

長年、頭痛に悩まされていて、頭痛薬もあまり効果がなく、心配になって、脳外科でCTスキャンを撮ってもらった方はいませんか。
おそらく、99%以上のかたは、何も異常はありませんよ、ストレスからでしょうと言われ、薬を出されますが、なかなか良くならないようです。
突然、ものすごい頭痛に襲われるような場合はすぐに、脳外科のある病院に受診してください。
他に、脳外科に受診する必要がある頭痛については、大変よくできたHP「頭痛大学」の「中学校」に、「危険な頭痛」の説明がありますので、ご覧ください。

http://homepage2.nifty.com/uoh/1234/3chuugaku.htm

筋緊張性頭痛

しかし、慢性的な頭痛の原因はほとんど、ストレス、疲労です。
デスクワーク中心の仕事のかたは、ずっと同じ姿勢で仕事をしています。特に、パソコンでの仕事が多い場合、動かすのはほとんど手だけで、肩の筋肉は動かさずに、常に筋肉が緊張状態にあり、血行が悪くなり、そして痛みが生じます。慢性的な肩こりがひどくなると、筋肉の緊張が拡大して、頭痛に発展します。
このような頭痛は筋緊張性頭痛と呼び、ほとんどの頭痛はこのタイプの頭痛です。
肩、首、背中、そして、頭の筋肉の慢性的な緊張、コリ、血行不良が原因ですので、残念ながら、あまり痛み止めは効きません。市販の頭痛薬は、あくまで対症療法、一時しのぎですので、依存してしまっているかたもいます。

原因不明の頭痛は筋肉痛

頭痛で困っている方の多くが、頭痛外来や脳外科などに受診し、CTやMRIを撮ってもらいますが、異常は見られず、いくつかの薬を出されるだけで終わってしまいます。
しかし、それでは治らずに、当院に受診されるかたも多く見られます。
頭痛の原因のほとんどは、脳の病気ではなく、頭蓋骨の外を覆っている筋肉のコリ、筋肉痛、血行不良だからです。

頭痛は肩こりから始まる!

1日の多くがデスクワークのかた、仕事中、緊張する場面が多い方など、知らず知らずのうちに、肩の筋肉が慢性的に緊張しています。
筋肉の緊張は、筋肉の中を通る血管を圧迫し、痛み物質が流れていくことを邪魔します。
痛み物質が炎症を起こし、筋肉痛を起こします。
慢性的な痛みは、悪循環によって、ますます筋肉の緊張を引き起こします。
肩こりは、首の筋肉のコリに拡大し、さらに広がって、頭痛になります。
頭をおおう筋肉は小さく薄いものが多いため、筋肉痛を起こしやすく、頭痛として感じやすいのです。
そのため、頭痛を治すためには、肩こり、首のコリから、治さなければならないのです。
肩こりは無いのに、頭痛がするという場合も多いでしょう。
肩こりも慢性的になってしまうと、かなり凝っていても、慣れてしまって痛みを感じにくくなっている場合も多いのです。
首と肩が分かれているあたりにある、頚椎(首の骨)の両側の筋肉を指で押してみてください。痛みと同時に気持ちよさを感じることでしょう。

頑固な肩こりを治す

頑固な慢性的な筋肉の緊張をほぐすためには、いくつもの方法を組み合わせることが必要です。
夕食を食べ、1日の終わりに、筋肉の緊張をときほぐすことが大切です。
・ゆっくりお風呂に肩までつかりながら、自分の手でもみほぐしましょう
・テレビでも見てくつろぎながら、肩の筋肉のストレッチをしましょう。肩の力を抜いて、肩をいろいろな方向に動かしましょう。やり方がよく分からない人は、ネットで「肩こり体操」で検索すると、いくつかの方法がでてきます。
・ひどく凝り固まった状態では、上の二つの方法だけではよくならない場合も多いようです。そういう場合は薬を利用しましょう。

薬で筋肉の緊張をゆるめる

脳外科や頭痛外来でも、このような薬を出してくれることがよくあります。
ただ、服用法にポイントがあり、ポイントを外した飲み方を指示される場合が多いようですので、あまり本当の効果を感じられない場合がほとんどです。
最も大切な点は、夜、薬を服用することです。
睡眠中が、最もリラックスしやすいので、その時に集中的に筋肉の緊張を解きほぐすのです。
効果の出る薬は、多少眠気が出ることも多いので、そういう意味からも合理的です。
朝起きたときに、肩が軽くなっていることが実感できるので、びっくりします。
冬の季節は、肩、首が冷えやすいので、寝ている間、ネックウォーマーのようなものを使ってみることもお勧めします。ストールを利用してみてもよいでしょう。